野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

アユとヒデホの物語!

どうも最近あんまり本が読めない、というか読むペースが落ちている。そんな時はまあちょっと軽めのものでも、てことで原田マハさんなんかどうかな、と文庫の新刊から「でーれーガールズ」を。

男子の一生においては、中学二年生というのがもっとも恥ずかしくてカッコ悪い時期、とされている。女子の場合はひょっとして高校生ぐらいがそうなのか?と思ってしまうぐらいに、なんだか痛かった。
東京で暮らす40台の女性マンガ家に、母校である岡山の女子高から、創立記念イベントでの講演の依頼が届く。そこから、女子高に通っていたころを回想しつつ、現在と過去の物語が同時並行的に進んでいく。
ストーリーは面白いし、特に後半はさすがマハさん、という感じの展開になってくるわけだが、いやもう当時の時代背景と高校生の生態が、変にリアルな感じでなんだかむずむずして、ちょっと落ち着かない気分になった。
んで最後もまあ、なんというか…
何なんでしょうな、この片付かない感じ。