わたくし日本酒なども嗜まないこともなかったりするわけなのだけど、ほら日本酒って同じ銘柄でもなんだかごちゃごちゃとややこしい名前が付いてて、何だかわけわからないじゃないですか。
でも大丈夫、日本酒の製造プロセスや手法に関していくつかある選択肢のうちどれを選んだか、の組み合わせでこれらの分類は決まっているのだから、ちゃんと製造工程を理解すれば、これらの暗号を読み解くことはさほど難しくない。てなことを「白熱日本酒教室」という本が教えてくれた。
なるほど、じっくり読んでみれば確かに、わりと規則的にこの分類名は付けられているようだ。少なくとも、ワイナリーと生産地とブドウの種類を好き勝手に組み合わせて付けているイタリアワインなんかに比べれば、よっぽどわかりやすいかもしれない。
それ以外にも、酒税法、醸造の化学、良い居酒屋の見分け方、悪酔いしない飲み方などなど、とにかく日本酒を楽しむために知っておくべきありとあらゆる知識を詰め込んだ一冊、という感じだ。特定の銘柄について語っているわけではない。もっと汎用性の高い、日本酒の知識体系と言えよう。
各章の最初に入っている中途半端なマンガは要らんと思うけどね。
とりあえず、先日買ってきた蔵人の特別純米生原酒は、さっさと飲んでしまわなアカンということですな。