野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

やはりこればかりはいかんともしがたく

桂米朝師匠の訃報を聞いた。
すでにかなりのご高齢で、高座に上がることも無くなって久しく、いつこうなってもおかしくは無かった。それでもやはり、上方落語の至宝を失ってしまったというのはまことに残念な事である。わたくしの場合、米朝師を生で観た事はなく、CDで何席かを聴いた程度である。それでもあの、心地よい声と端正な芸は、なるほど名人とはこういうものであるなあ、と思ったものだ。
まさに巨星墜つ、というやつだ。まことに残念だが、まあ致し方ないことでもあるな。心よりご冥福をお祈りするのである。