「ジョーカー・ゲーム」の劇場公開が4/3だってんで、あわてて観に行った。
毎月1日は
映画の日、昔は1,000円だったけど今は1,100円なのね。
Joker Game (ジョーカー・ゲーム) - Official Trailer HD - YouTube
さて、観た人に聞いた話の通り、原作と映画は別物だった。いやまぁ、これはこれで良いと思う。ちょっと結城中佐が露出しすぎだし、新型爆弾の設計図が書かれているというブラックノートって、どう考えても当時の技術でたったあんだけのテープみたいなもんにそれだけの情報量を保存できるはずが無い。
それにしても亀梨君、ブラックノートは最後になんとか取り返せたから良かったようなものの、そんな分かりやすい色仕掛けに引っかかってどうする。スパイとしてダメだろそれ。その他いろんな工作活動もかなり雑。はっきり言って目立ちすぎ。とまあ、苦笑を通り越して感心してしまうぐらいに徹底したご都合主義で、突っ込みどころ満載ながらもスタイリッシュかつテンポ良く作られていると思う。なんだか、色んな映画から細かいところをパクってきたという感じで、いやパクるというと感じ悪いので、
マッシュアップとでも申しましょうか。ストリートでの格闘シーンは
ジャッキー・チェンの
カンフー映画みたいだし、手錠をはめられて牢に閉じ込められながらも、食事の時に看守の隙をついて脱出する様子は「
羊たちの沈黙」の
レクター博士を彷彿とさせる。そして、時計台で巨大な時計の針にぶら下がった
深キョンを、下に走ってくる車とタイミングを合わせて飛び降りながら助ける、てのは「
バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出した。だいたい音楽も、ミッション・インポッシブルのパクリ、と言われないギリギリの線で寸止めしているというこの絶妙さ。
という感じで、かなり楽しめましたです。