朝からひたすらゴミ屋敷マイニング。よくもまあ一人の生身の人間が、これだけのゴミを収集できたものだと思う。もちろんそれには相当な年月をかけているわけだが。継続は力なり、というやつだな、とつぶやくと、ほとんど暴力に近いけどな、と弟が返す。うむ。まさにその通りだ。ただひたすらゴミを分別し廃棄するという、何も価値を生み出さない不毛な行為を強いる暴力だ。いや不毛な行為ではない。住宅が本来持っていた価値を取り返すという営みなのだ、と自分に言い聞かせながら作業を続ける。考えてみれば、いませっせと廃棄しているモノたちも、もともとはゴミではなかった(いや純粋なゴミもかなりあるけど)はずなのだが、こうやって占有され死蔵されることで価値を失い、ゴミと化していったのだなぁとしみじみ思いをはせながら。
てなわけで夜はちょいと景気付けに一杯。先日すでに事前調査を済ませている「村尾」へ、妻と弟の三人で繰り出した。
とりあえずポテトサラダに雨滝豆腐の冷奴。
あとむかごの素揚げとか。
焼物はのどぐろの一夜干しが結構でございますし、カワハギの刺身なんてものがあるんで、
やはりここは日本酒を、てことで日置桜の純米吟醸。これがんまい。満点星の純米も行ってみたが、やはり日置桜の方が好みだな、ということでもう一杯。
たいへん美味しゅうございました。また来よう。