野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

その時がやってきた?

訳あってApple Watchを数日間試用してみた。
使ってみたのは一番安いApple Watch Sportsの38mmシルバーアルミニウムケースに、フルオロエラストマーのスポーツバンド。このバンドがねえ、ブルーなんだけども、ちょっとそれはないだろう、て感じの明るい水色なんだなあ。カリフォルニアの明るい空の下ではこれもアリなのかもしれないけど、梅雨入りした日本では、なんだか逆に、見る度にげんなりするよ。
さて最初のセットアップ、iPhoneとペアリングさせた後に各種データを同期させるところで30分弱ほどかかった。意外と時間かかるな、という印象。
ディスプレイは普段は消灯しているのだが、時計をみるために手首をひねったり、目の高さに持ち上げたりすると、その動きを検知して自動的に点灯するしかけになっていて、なかなか面白い。でも点灯するまでの微妙なタイムラグが、これまた微妙にストレスフル。慣れてしまえば、どってことないのかもしれないけど。
iPhoneとペアリングさせると、iPhoneが発する様々な通知が、Watchにも表示される。たぶんこれが一番のウリなんだろう。ただし、有効にする通知はある程度選んでおかないと、ちょっとうるさいかもしれない。他にも「アクティビティ」というアプリが入っていて(iPhone側にも勝手にインストールしやがった)、これが一日に所定の活動量となるよう色々と言ってくる。特に、1時間に1回は立ち上がって1分以上歩くように、と1時間おきに通知をしてくる。面白いけどちょっとウザい。
いちばん便利なのは、スケジュールを簡単に確認できることかな。
本当は、これを装着して走ってみる、というのもやってみるべきだったのだろうけど、忘れていた。でもどっちみちWatch単体ではGPSを内蔵していないからiPhoneも一緒に持って行く必要があって、それも何だかな、という感じ。
そんな感じで、2日半ほど使って返却した。
感想は、「いやーなかなか面白いガジェットですね」というところか。まず自分では買わないな。安くても4万とか5万するし。第2世代以降に期待、てとこですな。おそらくアーリーアダプタのみなさんが、色々と面白い使い方を開発しているだろうし、Appleも最初の製品に対するフィードバックから第2世代からはいろんな点を改良し、洗練させてくることだろう。
そういうわけだから、みんながんばってくれたまえ。