野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

大山崎から梅田まで

千利休ゆかりの茶室・待庵を見学に行こうではありませんか、という企画があった。待庵は妙喜庵というお寺にあるのだが、これがあーた、見学するには事前にハガキによる予約申し込みが必要というなかなかタフな物件なんである。

んでその辺の段取り一切合切はさるお方にお願いし、わたくしはお気楽に朝10:30阪急大山崎に集合したわけで。
まずは駅前にある歴史資料館へ。ここに待庵のレプリカがある。ここはもちろん予約無しで見られる。しかるのちに妙喜庵へ移動する。
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妙喜庵の内部は一切撮影禁止となっており写真が無いのが残念だ。JR山崎駅の至近にあるにも関わらず非常に閑静で、苔むした庭の緑が雨に映えて美しい。何気に、襖に描かれた絵が狩野山雪によるものだったりする。
そして待庵。本物である。中に入ることはできず、にじり口からのぞき込むだけである。ただ見るだけなら、はぁこんなもんでっか、てなもんだが、いろいろ解説付きで見るたとこれがまたなかなか面白い。窓の位置やサイズひとつ取ってみても、実にこう、緻密な計算に基づいて作られた建造物であることよなあ、と感嘆することしきりである。
さて待庵の見学が終わったら昼食である。手回しの良いことに店まで予約してある。大山崎の駅近くにあるレストラン タガミという店だ。何の店か判然としないが、とにかくランチの生パスタが絶品であった。2種類から一つを選べるので、桜エビとキャベツのオイルパスタにした。この桜エビがまた、ええ仕事をしてまして。
てな感じで待庵ツアーは終了である。主催者のHさんお世話になりました。
あとは帰宅して昼寝でもしたいところだが、そのまま梅田へ出て泳ぎ、丸善ジュンク堂で本を調達。
1日中出歩いてたわけで、さすがに少々疲れましたですよ。