野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

カルロスじゃなくてカーロスってのがミソなんだ

盆明けからまたまたシアトルへ。ということで伊丹から出発し、いつもの成田発NH178便。
いつもカレーばかりでは芸がないので、今回の伊丹での昼食は蓬莱で海鮮焼きそばセット(豚まん付き)にした。美味かったけど、なんでこんな汗だくになるのか。
成田の天候が荒れ気味だったせいなのかどうか知らないが、定刻より1時間ほど遅れての出発。シアトル到着は約30分遅れとなったが、すっきりと快晴だ。
今回の行きの飛行機の中で、「あしたのジョー」を11巻から13巻まで一気読みした。14巻以降も買っていたら、さらに先へ行ってしまったことだろう。他に読みたい本も買っているし、まさかそこまで読まないだろうと思っていたのだけど。
この辺は、お調子者のベネズエラ人ボクサー・カーロスリベラのエピソードが中心で。対カーロス・リベラ戦の第4ラウンドでロープ際からの右アッパーによりカーロスをダウンさせ、さあいよいよカーロスどうするよ、というところで話が終わる。そら殺生だっせ。まあしかし、ノーガード戦法にせよトリプルクロスカウンターにせよこのロープの反動を利用したアッパーにせよ、巨人の星から侍ジャイアンツドカベンまで連綿と続く、「そんなんホンマにいけるんかオイ」という感じの怪しげな技(魔球とか秘打とか)の源流というのは、実はここにあったのかと、少しばかり感心した。
と、ここまで書いて、ふと気になって調べてみると「あしたのジョー」は1967年から1973年、「巨人の星」は1966年から1971年までいずれも「少年マガジン」での連載である。こうなると、どちらが怪しげな技の本家なのかはよくわからないが、まあとにかくカーロス戦の後始末だけは、できるだけ早めになんとかしておかなければなるまい。