野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ピザの冷めない距離ってやつですよ

レドモンドですごす初めての週末。ということで久しぶりにゆっくり朝寝をして、起きたら9時前だった。朝食が9時半までなので、とりあえずいつものレストランに降りてみたら、なんだかものすごい人でびっくり。いつもの5倍ぐらい。土曜日だからなのか、時間が遅いからなのか、あるいはその両方か。
朝食の後しばらくだらだらし、昼過ぎにやっとのことで走りに出た。さすがに昼を過ぎるとそれなりに暑いが気持ちの良い天気だし、時間があるので久しぶりに10km。と思ったら途中で本気のトレイルに迷い込んだ。
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少し強引に行けばなんとか抜けられるかと思いながら突き進むと、ケモノ道度は増すばかりで、走るどころか歩くのもままならず、背の高い草に行く手を阻まれるだけでなく短パンから出た脚を容赦なく傷つけられる。さすがにここから先はもう無理、というところまで来てから、もと来た道をすごすごと引き返し、やっとまともな道に復帰したころにはすでに満身創痍でひとりダイハード状態。泣きながらホテルの部屋へ帰り、なんとかシャワーを浴びてベッドでぐったりしているうちに2時間ほど昼寝してしまった。
起きたらもう夕方だ。本当は、ちょいとダウンタウンシアトルあたりまで出かけてみるか、などと目論んでいたのだが、とてもそんな気分にはなれない。仕方がないので晩メシの算段だ。近所(車で10分以内)にWhole Foods Marketがあるようなので、行ってみることにした。食料品店ならば徒歩圏内にQFC(Quality Food Center)があるのだけど、正直その名前に冠しているQualityという単語にはいささか疑問を持っていた。しかるにこのWhole Foods Market、ここはなかなか頼れる店と見た。まずパンについて、近所のスーパーやグローサリーに売っているのは、法外にデカい and/or 絶望的に不味そうというシロモノばかりで、もはやアメリカでまともなパンを食すのは半ば諦めていたのだが、ここはちゃんと、節度のあるサイズの、少なくとも見た目はマトモな味のしそうなパンを売っている。ということで普通サイズのチャバッタを2ヶ購入。ワインの品揃えもかなり豊富なので、ローカルの赤を一本購入。チーズはまあ、QFCにも売っているのだが、これまたパルミジャーノの小さいサイズが$4ほどであったのでこれを購入。ちょっとテンション上がったのがオリーブバーなる各種オリーブの量り売り。フレッシュオリーブにパプリカのマリネ、トマトのオイル漬けなど4種類をパックに軽めに入れて購入。そして、焼きたてピザはやはりバカみたいにデカいのだが、これもちゃんと切り売りしてくれるので一切れ(それでもまだけっこうデカいけど…)購入。しめて$25ほどになったが、なかなか良い買い物ができたんではないかと思う。
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ひとつ残念なのは、ピザを持って帰る途中に容器を傾けたせいで、中でくちゃくちゃになっていたことだ。
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アメリカでの食事は中華とフィッシュアンドチップスと回転寿司とサンドイッチとカップヌードルのローテーションか、と覚悟を決めかけていたが、思いがけない救世主が現れた。地獄に仏というやつか。いやそれはさすがに大げさだな。 まあとにかく、次回はサラダバーとかスープバーとかその他お惣菜系にもトライしてみたいと画策中である。