野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

オーブンも使ってみよう

オーブンで揚げ物ができるとは知らなかった。
油を使わないからヘルシー、だなんて言って。
別にヘルシーでなくて良いけどとにかくトンカツ食べたいなー、と思ったので、晩飯はこの「オーブンで作るトンカツ」に決定だ。
作り方は普通のトンカツとそう変わらない。小麦粉・卵・パン粉をつけて、油で揚げるかわりにオーブンで焼くのだ。もう一点違うのは、パン粉をフライパンで乾煎りして色をつけておくこと。この工程でフライパンを加熱しすぎて、パン粉を盛大に焦がしてしまった。まだ3回ほどしか使ってない新しいフライパンに、さっそく焦げつきが…
まあトンカツのためには、多少の犠牲には目をつぶらねばなるまい。
ちなみにもう一つの初挑戦として、「楽チン御膳」でご飯を炊いてみた。

ダイヤ 楽チン御膳レンジマスター

ダイヤ 楽チン御膳レンジマスター


こちらへ来て間もない頃に、一袋の米とともに妻が持たせてくれていたのだが、実際に使ってみるのは今回が初めてだ。少しコツが要るようだし、レンジの中で少し吹きこぼれてしまったが、ちゃんとご飯が炊けた。素晴らしい。便利な世の中になったものだ。
さてトンカツだが、油で揚げるのならば火の通り具合もなんとなくわかるのだけど、オーブンだとどうも。それでも何とかそれらしいものが出来上がった。
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味はまあ、確かにトンカツっぽい。決して不味くはない。でもやっぱり「何だかちょっと違う」感が否めない。わたくしの料理の仕方に問題があるのか、あるいはもともとこの調理法に由来するものなのかは定かではないが、「ヘルシーなトンカツ」というコンセプト自体が自家撞着を起こしている気がして仕方がない。もちろんこの考えが偏見であることを認めるに吝かではないけれども。
ちなみにパン粉は英語では'Bread Crumb'というらしい。スーパーなんかで売っているのだが、これとは別に'Panko'というのもある。うちの近所のQFCにはItalian StyleのPankoなんてものがあって、ハーブが入っていたりする。香草パン粉焼きなんかに使うのだろう。けどなんでそんなものに'Panko'なんていう日本語の名前をつけるのか理解に苦しむ。苦しみながらもとにかく使ったのは'Bread Crumb'の方だ。どうも日本のパン粉に比べると、かなり細挽きでドライ(だから簡単に焦げたんだな)である。おそらくこの点の「何だかちょっと違う」感への寄与は小さくないだろうと推測している。
もう一点、申し添えておかなければならないのは、「トンカツソースが無い」ということだ。これはかなり痛い。これだけでも相当に不利な戦いを強いられていると言わざるをえまい。まあとにかく、そんな逆境に耐えてよく頑張ったぞオレ。乾杯!といいたいところだけど今日は休肝日にしました。