野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

元気なおじいちゃん

半年ほど前にシアトルのDimitriou's Jazz AlleyというジャズクラブへHiromi: The Trio Projectのライブを観に行ってから、やたらとライブの案内が届く。まあ予想通りだけども。その案内の中に、デヴィッド・サンボーンを発見!しかもうまい具合に土曜日の公演もある。というわけで早い方の19:30(遅い方は21:30スタート。さすがにそれはちょっと)を予約して行ってきましたよ。

車で行くと飲めないので前回同様バスに乗って行く。ダウンタウンを徘徊しようと思っていたので、かなり早めに、17時過ぎぐらいに着くように。International District近くの宇和島屋紀伊國屋書店を見てみたかったのだ。んで実際行ってみたところ、まあこんなもんかな、という感じ。宇和島屋はベルビューの店より大きいけど、基本的に売ってるものはそんなに変わらない。そして紀伊國屋書店も、ああ日本の書籍が売られてますね、1.5倍ぐらいの値段で、と。Kindleでそこそこ読めてるし、紙の本しかないけどどうしても読みたい!ていう本は日本に帰った時に買えば良いし。てことでわたくしにはあまり有り難みが感じられませんでしたごめんなさい。
それよりダイソーの方が魅力的だ。あらためて品揃えを見ると、アメリカでは意外と手に入りにくかったり、その辺のスーパーで買えたとしても「ちょっと違う」だったりするようなものが安くで売られている。たとえばレンゲとか、おたまとか。おたまというか、レードルは例えばTARGETで$6ぐらいで売っていて、これを買って使っているのだけど、こいつがどうにも使い勝手がよろしくない。全体にゴツくて、大きすぎるし深すぎるしすくう部分と柄の角度がしっくりこない。ということでどうにもストレスだったのだけど、ダイソーならちゃんと日本のおたまが$1で買えるじゃないですか奥さん。思わずあれこれ買い込みそうになったが、荷物になるのでやめておいた。後日ベルビューのダイソーに買いに行けば良いのだ。
その他、International Districtは中国系の店がいろいろと面白そう。
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実はAn Dongという「ハーブ専門店」があって、ここに葛根湯が売られているとの情報を得ていたので行ってみた。葛根湯って意外とこちらでは手に入らないから貴重なのだ。ハーブ専門店というか、薬膳系の食材店かな。もともと葛根湯を買うつりだったけど、一週間後には日本に帰る予定だから、その時に買えばいいや、と思い直した。
ふらふら歩いていると、SHOCHU BARなんてのもあって、おおっ!と思ったが、いやいやそんなことをしている場合ではありませんよ、と気を取り直し、Lenora Streetあたりを目指して歩く。
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この辺りって、ちょっとヤバそうなエリアもあって緊張する。こうしてみるとレドモンドって平和だよな、と思いながら。
さて予定通り19時少し前にJazz Alleyに到着。今回はBarの奥の方の席。会場内では一番後ろだが、それでもステージはよく見える。
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で前回同様に、ビールとカラマリのフライを注文する。これが美味いのよ。
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ビールから白ワインに切り替え、カラマリを食べ終わったころにサンボーン師匠が登場!今回はElectric Bandということで、バックはベース、ドラム、パーカッション、ギター、キーボード、という6人編成。ちょっとラテンなテイストで始まった。いやーやっぱりカッコええすな、サンボーン。だいぶおじいちゃんだけど。調べてみたら70歳って、そりゃおじいちゃんだわ。でも2ステージやるのよね。まーお元気だこと。吹くときはそりゃもう吹きまくる。他のメンバーにソロを取らせて休んでるときもけっこう多いけど。知ってる曲はひとつも無かったが、ファンキー路線もまったりメロウ系も取り混ぜ、1時間半ほどのステージを堪能いたしました。やっぱり一杯やりながら観られるって良いよねー。そういえばサンボーンを観たのって1992年のLive Under The Sky以来だ。ひょっとすると素面でサンボーンを観たことが無いかもしれない。いや、かもしれないじゃなくて間違いなくそうだと思う。憂歌団と同じ枠ということだな。ちなみに今回は、白ワインの後さらにラフロイグ2杯もいってしまって、ちょいとやり過ぎた。
さて次回は、6月末にアナ・ポポヴィッチがやってくる。これもぜひ観たいと思っているのだが、こちらは月火と思い切り平日につき、ちょいと予定を立てるのが難しい。なんとかうまい作戦を考えないとね。