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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

馬だったのか…

先日Amazon.comでCANのアルバムをダウンロードした時に、ついでにXTCの"English Settlement"も購入した。

English Settlement

English Settlement

1982年のアルバムだ。当時は2枚組のLPで売られていた。CDの時代になってから1枚になった。演奏時間が70分少々、ということでギリギリCDに収まる長さなわけだな。
なんと言ってもこのジャケットのデザインが良い。以前にも指摘したがクレーの「嗅ぎつけた獣」によく似ている。実はこれは、イギリスの丘陵地帯に描かれた地上絵=ヒルフィギュア(hill figure)で、「アフィントンの白馬」(Uffington White Horse)というやつをもとにしたデザインであるらしい(Wikipediaでも言及されてますね)。ということを今回初めて知った。こういうプリミティヴアートっぽいテイストはわたくしの好みなのだ。
このアルバムの中からは、"Yacht Dance"1曲だけを聴いたことがあった。とても長閑で、でもどこかにイングランドアイロニーを感じる不思議な曲だ。でこのジャケットのアートワークにも惹かれつつ、いずれはこのアルバムを入手してちゃんと聴いてみたいと思うもののなかなか値が下がらずかれこれ30有余年。今回やっと購入の運びとなったわけだ。
全体にやっぱりこの雰囲気、イングランドならでは、という気がするなあ。どこがどういう風に?と聞かれると困るのだけど、どんなに明るい曲調でもその向こうにはカラッと晴れた青空というのは見えてこず、どこまでも曇天、とでも言いますかね。ああこれってUKロックというだけでそんな風に聴いてしまうある種の偏見、思い込みなのかも知れないけど。それでもこれってまさにXTC、という感じの音で、多くの人がXTCの最高傑作と絶賛するのもわかる気がしますです。