野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

あるいは「まだまだ若いモンには負けん」?

クラプトン翁の新譜が出てるなあと思いながらも、まあ別にええかと放置していた。いや、実を言うと一旦はAmazonのカートに入れるところまでは行ったけど、結局思い直して削除したのだった。2010年の"Clapton"も、購入して何回かは聴いたものの最近はさっぱり… という状況で、前作の"Old Sock"はスルー。
やはり今でも繰り返し聴いているのは、"Bluesbreakers with Eric Clapton"と"Layla and other assorted love songs"から、初期のソロ、"Eric Clapton"、"There's One In Every Crowd"、"461 Ocean Boulevard"、"Slowhand"そしてライブ盤の"E.C. Was Here" といったあたりか。あとは"Unplugged"、"From The Cradle"、"Rinding with the King"を少々。
今回の"I Still Do"、「(ええ歳して)まだやってます」みたいな、何か自虐的なタイトルやなおい、と思いながらも少し試聴して、結構ブルージーな味わいもあったのでTargetの店頭で売られていたのを買ってみた。

I Still Do

I Still Do

非常に力の抜けた感じで、悪くないのだけど、うーん…
それこそええ歳してぶりぶりギター弾け、とは言わんが、どうも落ち着きすぎなんよなー。レイドバックという意味では初期のソロも同じなはずなのに、どうも洗練されすぎた印象が。なんか土臭さが足りないというか、いや、そういうテイストもあるのだけど、それが計算された演出という感じが否めないのよな。
なんだかなー、新しいものにどうしても馴染めないおっさんが難癖つけてるだけ、みたいになってしまったなあ。
エリック爺さんすでに71歳か。この歳になって"I Still Do"なんていうだけでも、まあ大したもんだと思いますけどね。