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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ボロネーゼがちょいと肉々しすぎるんざますの

毎度おなじみ、ダウンタウンシアトルのDimitriou's Jazz Alleyにマーカス・ミラーが来る、ってんでちょいと行ってきた。実は来週はチック・コリアも来る。どっちにしようかなと悩んだのだけども、少し安いし土曜日の公演があるこちらにしたのだ(チック・コリアは平日のみ)。
マーカス・ミラーを初めて観たのはLive Under The Skyだった。記憶している限りではLive Under The Skyに1989年と1992年の2回(いずれも万博公園)行っていて、最終回となった1992年にマーカス・ミラーはThe Marcus Miller Project Featuring David Sanbornとして出ていた。生で観るのがあれ以来ということは、25年ぶりか!?実はけっこう来日もしていたようで、迂闊なことであった。
さていつものようにバスに乗ってダウンタウンへ向かい、少し早めに会場について腹ごしらえをするわけだが、今回はパスタにしてみた。リガトーニのボロネーゼソース。
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やっぱり量が多いわ。それなりに美味いのだけど味濃いめだし、まあ完食は無理だな。やっぱりAppetizerぐらいのボリュームでちょうど良いのよ。そういう意味でもやはりいつものカラマリのフライはベストだと思う。次回はまたあれにしよう。ところで本日のビールはImperial IPAでした。
今回のライブは、サックス、トランペット、キーボード、ドラムにマーカス君のベース、という編成だ。いよいよライブが始まり、マーカス君が登場するわけだが、どうもベースに不具合があるらしく音が出ない。マーカス君、「俺らこっち何とかするしアレックスちょっと頼むわ」と、サックスのアレックス(ちなみにドラムもアレックス)にしばらく場をつないでもらいつつ、何とか不具合も解消したようで、やっと演奏開始。わたくしの知らん曲であるが、どうやら昨年出たアルバム”Afrodeezia”の一曲め”Hylife”であったらしい。続いて、同じアルバムの2曲めである"B's River"。ここでマーカス君、ザンビアの民族楽器であるゲンブリというのを弾いてみせる。それから今度は、「モータウンの曲をやるよー」なんて言いながら、いろんな曲のベースをちょこっと弾いてみせるわけだが、結局は”Papa Was A Rolling Stone”をぶりぶりと。
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で今度は、その一つ前のアルバム"Renaissance"から"Gorée (Go-ray)"、ここではバスクラリネットに持ち替えてみたりなんかして。
で最後は何と、"TUTU"。おお、さすがはマイルス・スクール、ていうかこの曲マーカスが作ったのだったか。しかも"TUTU Revisited"(邦題は「トリビュート・トゥ・マイルス・デイビス」)なんていうアルバムまであったとは。いやもうやっぱりこの曲は特別にカッコえかったですなー。
まあそんな感じで、とにかくあの歌いまくるベース、やっぱりすごいですわ。
ちょっと興奮冷めやらず、という感じですぐには帰る気にならず、ちょっとばかしダウンタウンを東の方に歩いて、ブロードウェイと12thアベニューの間あたりにあるCDショップをしばらく冷やかして、なぜだかサイキックTVのCDなんぞ買って帰ってしまった。
帰宅後あらためて、"TUTU"を聴いた。

うーむ、こうやって聴いてみると、このアルバムはもうマイルスというよりすっかりマーカス・ミラーだなあ、などと思いながら。