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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

全俺が苦笑したユル系スパイ・アクション

1ヶ月半ぶりぐらいに、ブリティッシュ系パブでのミーティング
前回はチップスぐらいしか食べなかったのだけどなぜか今回は、"small bites"なんて言いながらチキンウィングにナンにフレンチフライにミニバーガー。そりゃ4人いるんだけどもこれ結構な量じゃないか?それなりにお腹いっぱいになりましたけど。
てなわけで、もう帰ったら晩飯は作らず、ビールなど飲みながら映画を観ることにした。この前はショーン・コネリーのジェームズ・ボンドを観たから、今度はロジャー・ムーア版ってことで『私を愛したスパイ』。

ふむー、シリーズ10作目ですか。そしてボンドは3代目。1977年公開、という時代のせいか、実に牧歌的なアクションが展開され、まことにに微笑ましい。他国の諜報員と同船しているのについ眠ってしまうソ連のスパイ・アニヤも、色仕掛けに簡単に引っかかるボンドも、ちょっと諜報員としての資質を疑ってしまうのだけど、まあそれだけのんびりした世の中だったということでしょうか。そもそも、最初の方でボンドがなぜかオーストリアアルプスで敵国の工作員に追われながらスキーで逃げ、断崖絶壁から飛び出してスカイダイビング、という展開そのものにはもうあえて何も言わないが、パラシュートが思い切りユニオンジャック柄って… そんな諜報員ありなのか。ベレッタみたいな婦人用の拳銃を使うな、なんて言う前に、そんなパラシュート使うな、とMが指導すべきだと思うけどな。
あと、ワルモノから送り込まれる殺し屋・ジョーズってのが人間離れしたターミネーターで、でもあそこまで人間離れしてると、ほとんどコントなのよな。弱点は歯です、金属製なので。ってなんでやねん!強力な磁石に顔をくっつけられて身動きできず… ってターミネーターでもそんなシーンなかったっけ?
ワルモノがソ連とアメリカの原潜をパクって、それぞれにニューヨークとモスクワに核ミサイルを打ち込ませようとするのだけど、それを阻止するために標的をそれぞれの原潜に変更させる、ってすごい名案みたいにボンド君ドヤ顔だけど、あんた乗組員は皆殺しかよ… せめてもう少し葛藤でもしてみたらどうなのよ。
ちなみに、ショーンコネリーの着てたスーツはなかなかカッコええなあ、と思ったけど、15年後のロジャームーア版ボンドのスーツって、なんかもっさい… 60年代と70年代のテイストの違いだろうか。そもそもスーツ自体あんまり着てなかったけどね。
というわけで、全体にツッコミどころ満載で苦笑しつつ観ていたのだけど、007シリーズって実はバカ映画なのか?