野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

塩分の摂り過ぎにチューイして!

ノーベル文学賞ボブ・ディランて!
いや、画期的だと思いますけどね。

ところで毎年この時期になると、村上春樹さんの受賞について取りざたされる。内田樹せんせなんかはかれこれ10年近く、「村上春樹ノーベル文学賞受賞を寿ぐ」という原稿を(出版社の依頼により)書いてはお蔵入りになっているのだそうだ。
残念だな、といいながらも、これで良いのだ、という気持ちもある。だってね、村上春樹なんてもともと、どっちかというとカウンターカルチャーの人でしょ?それがノーベル文学賞、なんて言われると、「それはちょっと違うだろ君ぃ」なんていう感じがどうしてもあるのよね。いや、こんなのある種のスノビズムから来てるんだとは思いますけど。
村上さんはけっこうボブ・ディランは好きらしい。わたくしのフェイバリット、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』でもボブ・ディランについて触れているところはいくつかあるのだけども、その中でも一番好きなのは以下の部分だ。

ボブ・ディランって少し聴くとすぐにわかるんです」と彼女は言った。
「ハーモニカがスティーヴィー・ワンダーより下手だから?」
彼女は笑った。彼女を笑わせるのはとても楽しかった。私にだってまだ女の子を笑わせることはできるのだ。
「そうじゃなくて声がとくべつなの」と彼女は言った。「まるで小さな子が窓に立って雨ふりをじっと見つめているような声なんです」
「良い表現だ」と私は言った。

良い表現ですね。こういうことをさらっと言えるようになりたいもんですなぁ。

今夜は半パック残った豆腐で揚げ出しでも、と思っていたのに、朝のうちに「楽チン御膳」で炊くためのコメを仕込んでおくのをわすれてしまっていた。たったこれだけの失敗によって著しく士気が低下してしまい、結局は残りパンを軽く炙るとともにアンチョビキャベツ(+リーキ)炒め、てなことになった。

けっこう悩んだ末にアンチョビの投入量を半分にしたのだが、これで十分に塩辛い。血圧が上がりそうだ。
まあそれは良い。問題は、月火水と抜いてきた酒を、まだ木曜日なのにここぞとばかりに飲み始めてしまったということだ。明日の俺様に幸多かれ、と願ってやまないのである。