ここ10年ぐらいはもう、ローリング・ストーンズの新譜が出るなんて言われても、ああそうですかぁてな反応になってしまっていたものだが、今年の新譜"Blue Lonesome"はブルーズのカバー集だ、なんて言われたらそれはちょっと目の色が変わってしまうわけで、けっこう心待ちにしていたわけですよ。
- アーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2016/12/02
- メディア: CD
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こりゃ不良品だな、てんで翌日Targetに持って行って交換してもらった。
で帰宅後に開封してディスクを見たら、やはり同じようなところに欠けが…で改めてITunesにキャプチャし直して聴いてみたら、なんと同じような症状が出ているではないですか。なんてこと。しかしこのCD、車のCDプレイヤーで再生してみたら、何の問題もなく聴けるわけですよ。だいたいアレだ、CDって実は内側から外側に向かって読み取っていく(Vinylと逆ってことですね)ようだから、「1曲目にノイズが…」てな問題の原因になるとは考えにくいのよね。
てことはこれは、キャプチャーに使った外付けCD(MacBook 買ったついでBest Buyで買った格安のDVDプレイヤー)の問題か… うーむLG電子めー。
とまあ、そんなトラブルに見舞われながら聴いているのだけれども、いやぁめっちゃええですよこのアルバム(最近何でもかんでも「めっちゃええ」と言っているような気もするが… まあ気のせいだろう)。ストーンズのブルーズ好き、てのは有名な話で、にもかかわらずありそうでなかったブルーズ曲集。聴いてみれば確かに、ああなるほど、お好きなんどすなあ。としみじみ感じ入る。「いろいろブルーズをカバーしました」てなアルバムは世の中に掃いて捨てるほどあるわけだが、このアルバムの曲はもう、単なる「カバー」というのを超えたところにある何者か、という感じで、しかも一度聴けば「あーこりゃストーンズだわ」てのが確信できるというあたりが何ともグレイトなわけですね。
2016年のベスト盤は何ですか、と訊かれたら(んなもん誰も訊きゃしないが)ジェフベック御大の'Loud Hailer"を推すつもりでいたけれども、こりゃどうも、だいぶ迷うところですなあ。