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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

虎穴に入らずんば虎児を得ず。しかし、私は旅や冒険が嫌いだ。

日本発でシアトル地域に店舗のあるラーメン屋、陣屋、山頭火空海(輝月)には何度も行った。となると次のステップはアメリカオリジナルのラーメン屋に挑戦してみなければなるまい。
などと口ばかりで、結局は前記3店のいずれかにばかり行っていた。こんなことではいかん。本日は12/14、赤穂浪士の討ち入りの日ではないか。ここで勝負に出なくてどうする。
ということで、ダウンタウンシアトルの北、University DistrictにあるSamurai Noodleへ行ってみた。店名たけでもう、甘く危険な香りがプンプンするじゃないか。

ふむ、なるほど。
ギョウザけっこう美味かったすよ。ビールもLocal IPAがあるしね。さすがシアトル。

いや別に残念なラーメンを食べるためにわざわざUniversity District まで行ったわけではない。討ち入りも全然関係ない。本日はロバート・グラスパーのライブだったのだ。会場のNeptune TheaterがUniversity Districtにあって、近所にSamurai Noodleがあったので、ライブ前の晩飯に行っとくか、てなことになったわけだ。
Neptune Theaterは、大阪AKASOとか京都KBSホールを一回りほど小さくした感じか。後ろの方にバーがあって、酒を買って飲めるというのがなかなかよろしい。しかしながら基本的にスタンディングなのだ。うむ、これはちと想定外だったな。
開演は20時だったはずだが、実際には30分ほど遅れて始まった。
やはり新譜の"ArtScience"からの曲が多いが、曲名までわかったのは"Thinks Bout You"、 "You And Me"、 "No One Like You"あたり。シャーデーの"Sweetest Taboo"をやっていたようだが、あの歌詞が出てくるまで、そうと気づかなかった。そもそもカバー曲なのか、あるいは単に「歌が変わるコーナー」だったのか。よく分からない。他の曲では"Close To You"の一部パクリ、じゃなくて引用もあったから、「歌が変わるコーナー」だったのかもしれんな。そういえばピアノのソロで妙にキース・ジャレットっぽい("Köln Concert"風の)フレーズもあった。

まあそういうのもありながら、ヴォコーダーとかCDJなんかバリバリ入ったりなんかして、イマドキのジャズってのはこんなんだよ、おぢさんびっくりしちゃったな。なんて思いながら観ていたのだけど、ずっと立ってるのもちょっと疲れてきたし喉も乾いてきたし、実は帰る時間もけっこう気になる。明日も仕事だし。iPhoneのバッテリ残量もあまり余裕があるとはいえない。バッテリが切れてしまうと帰りのUberが呼べなくなるのでそれも気になる。
なのでライブの途中でトイレ行ったついでに後ろの方のバーでビール買って一杯だけ飲み、22時ごろにUberを呼んでとっとと帰ってしまった。決してライブがつまらなかったわけではない。けど、どうも時間が気になって。
結局わたくしは、ロバート・グラスパーの良いファンとはいえないのだろうな。本当のファンならば、ああ帰らなければと思いながらもついズルズルと終わりまで聴いてしまうだろうから。
ごめんよロバート、最近は早寝早起きを心がけてるんだ。