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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

こんな話だったのか…

日本に帰るフライトでは、やはり「国民的作家」の小説でも読みたい。はい、もちろん司馬遼太郎せんせですよ。あまり長すぎず、でも読み応えはあって、となると何か。
そういえば今年はNHK大河ドラマで『真田丸』が大人気。ケタクソ悪いことにわたくしは1回も観ることがかなわなかったわけで、ではこの悔しさを『風神の門』にぶつけてみよう、となったわけだ。

風神の門(上)(新潮文庫)

風神の門(上)(新潮文庫)

関ヶ原の戦いが終わって何年かが経過し、大阪冬の陣が始まるまで、という設定で、主役は霧隠才蔵。なんだか行く先々で各方面から命を狙われ、おまけにやたらと謎の美女が現れる。何となく既視感を覚えるな… と思ったら、そうだこれ007シリーズじゃないか。まあ忍者って要は諜報員だもんな。もっとも、大英帝国に忠誠を誓うボンド君と違って、才蔵どのは誰かに仕えたり指図されるのが大嫌い。だからあんたいったい大坂と関東とどっちに着くのよ、なんて言われても、さあ、とりあえずオモロい方?てなもんで。対照的なキャラクターの猿飛佐助も登場し、才蔵どのとの絡みがなんとも楽しい。
いやあやっぱり司馬遼太郎せんせさすがですわ。