野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

デ・ニーロがカタギのはずが無いだろ?

年賀状書き、完了。
まだ28日だというのに。近年稀に見る快挙である。
まあ23日に帰ってきて、年内ずっと休みにしてるんだから、それぐらいできなくてどうする、てな見方もあるかもしれんが。
それでもここ数日、なんとなく忙しくしていて、整骨院に行ったりあれこれと買い物をしたりタイヤをスタッドレスに交換したり洗車したり(スタンドの洗車機を通しただけのことだけど)飲みに行ったり家で飲んで気を失ったり録画していた映画を観たり。そうそう数日前に『マイ・インターン』を観たのだった。

みなさまご存知の通り主演はロバート・デ・ニーロアン・ハサウェイアン・ハサウェイといえばむかし観た『プラダを着た悪魔』のイメージがあるので、メリル・ストリープロバート・デ・ニーロに入れ替わったような話をつい想像してしまったのだが実はそうではない。アン・ハサウェイがCEOをやっている会社にデ・ニーロがインターンとしてやってくる、という話でちょっとびっくり。けど考えてみたら『プラダを着た悪魔』なんてもう10年も前の映画で、アン・ハサウェイだってもう大概ええ歳なわけですよ。だからそんな驚くような話ではない。むしろ、デ・ニーロが人の良いおじいちゃんみたいな役をやっていることの方がよほど驚きだ。デ・ニーロのことだから好々爺然としながら突然バットで裏切り者を撲殺するのかと思ってしまうが、どうやらそういう話ではないようだ。うーむこういうのもアリなのか、さすがデ・ニーロ。と妙な感心の仕方をしてしまったものだった。
しかしアレだね、アメリカ人でもやっぱり年上の人間を部下に持つってのはやりにくいもんなのかね。そこがまたちょっと意外だった。こういうのって人ごとではなく、日本だって言わずと知れた高齢化社会なわけで、定年延長とか廃止とか再雇用とか、そういうので今まで考えられなかったような高齢の同僚、ないしは部下というのが普通になってくるわけでね。この映画ではデ・ニーロなんかずいぶん有能なんだけども現実にはいろいろ難しいだろ、なんてちょっと考え込んでしまいますわね。まあ酔っ払って途中で寝落ちしてたけれども。いやなかなか、面白い映画でしたよ。