ついに新年が明けてしまいましたですね。
いや結構なことです。おめでとうございます。
昨年の元旦と同様に今年も雪は降らず、ありがたいことで。ここ数年恒例となっている通り、早朝に初詣に行くわけです。
鳥戦(ちょうせん)ってなんかヤケクソっぽいな…
例年より少しだけ人が多いような気がするけど、まあとにかく、そんな感じで。
帰宅後に、生協で買ったというおせちなどと一緒におささも少々(?)いただくわけでございます。日置桜の純米ですけどね。
あとはもう、特にこれといった用事もないのでだらだらと。
本を読んだりうとうとしたり、ベートーヴェンのピアノソナタを聴いたり。そう、バックハウスのベートーヴェンピアノソナタ全集を昨年の暮れに入手したのですよ。タワレコオンラインで4千円台前半まで値下がりしていて、そこに12月大感謝クーポン600円も使えたので、4千円を切る値段で。
Original Masters Decca Beethoven Sonatas: Wilhelm Backhaus
- アーティスト: Ludwig van Beethoven,Wilhelm Backhaus
- 出版社/メーカー: Decca Import
- 発売日: 2006/01/02
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
やはり結構でございますね。実直だけどもほどよく華麗で、品もあって。29番ハンマークラヴィーアはポリーニ版だけ聴いたことがあったのだけど、これがまたずいぶん違っていてちょっと驚いたり。
1番から順番に聴いていくと、構築的ながらもシンプルだったものが、徐々に複雑にして壮麗になっていき、29番ハンマークラヴィーアの大伽藍にまで発展する。そして32番までいくともう、この世のものではないとさえ感じられる、そんな様子を追っていくのも面白い。
ただし「天国的」と評される32番(と30番、31番)については、グールドの方がより「天国度」が高いように感じられる。いやもちろんバックハウス版も素晴らしいですよ。でもこういうのはやっぱり、ちょっとイッちゃってるグールドのほうが有利(?)なのかも。よう知らんけど。お前は何を言っているんだ、と思われるかもしれんが、なんとなく。
という感じで、良い正月でございました。