伊坂幸太郎の小説は表紙のデザインも良いなあ、と思う。文庫化された『首折り男のための協奏曲』を読んだ。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/11/28
- メディア: 文庫
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それにしても「首折り男」の出番なんてほとんどないし、いったい何者なのかなんてさっぱりわからない。けれどもその周辺の人々にまつわるちょっと不思議な話や怖い話、これらがそれぞれ無関係なようで、実はあるところで繋がっていたりする。相変わらず書きっぱなしのようでいて実は、というその巧妙さにはもう、感心してしまう。