野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

一服盛られたぜ

「3回採取」が危ぶまれていた検便も今朝出がけの採便によりなんとか完遂し、万全の態勢で人間ドックに臨むことができた。検診はきわめてスムーズに進行し、少なくとも本日わかる範囲においては深刻な要注意項目や所見等もなく完了した。胃カメラの検査に関していえば、これほど科学技術の発達した現代において、なぜいまだにあのような、人としての尊厳を粉砕するする野蛮な検査方法がまかり通っているのかについて疑問を呈さずにはいられないが、まあその辺は様々な利権関係とかあまり深入りしないほうが賢明な事情というものがあるのだろう。医療業界の闇を垣間見た思いだ。
だいたい午前中いっぱいかかるだろうと予測していた検診は午前10時過ぎには終了した。近所の和食レストランのお食事券を受け取って心斎橋某クリニックを立ち去る時にはすでに下腹部にただならぬ気配を感じていたが、建物を出た時点で明らかな便意がわたくしを襲ってきた。なんて事だ。胃部レントゲン撮影のために飲んだバリウムには、すでに下剤が仕込んであったのだ。これはいかん、ということで某クリニックの至近にある、開店して間もない東急ハンズに駆け込み、トイレを借りた。よく効く下剤だ。
実は夕方に整骨院の予約を入れていたのだが、これから夕方までずっと心斎橋に居続けるというのもあまり素敵な1日の過ごし方であるとも思えない。件の整骨院に電話を入れ、もっと早い時間に予約を変更できないかと聞いてみたところ11時からの枠に空きがあるとのこと。おおそれだ、ということで予約を変更し、それまでの時間に早い昼食、いや、朝昼兼用の食事を摂る。午前10時半という時間にもかかわらず、某和食レストランは人間ドック帰りと思しき客でそれなりに賑わっていた。食事は3種類から選べるのだが、店員は「これがおすすめです」と握り寿司のセットのようなものを指し示す。あえて違うものを注文して面倒臭がられ嫌がらせされるかもしれないリスクを取るほどの気概も、そもそもそこまでして違うメニューを選びたいという選好もないので、言われるがままだ。茶碗蒸しに握り寿司9貫、そしてデザート。文句を言う筋合いはない。

食べ終わっても整骨院の予約まではまだ30分ほどある。ということでスターバックスでコーヒーを一杯飲んでから整骨院へ。
整骨院で治療を終えたらまた鋭い便意を催してきた。慌てて手近にあるパチンコ屋のトイレで用を足す。パチンコ屋を出て長堀橋の駅に向かう途上でまた便意に襲われ、再び東急ハンズへ。まったく、いったいどれほど強力な下剤を仕込んでいたのだ。
用事は済んだので、家に帰る。もちろんそれから出社、という選択肢もあり得るが昨夜PCを持ち帰っていたので仕事するなら帰宅せねばならない。というより人間ドック受診後に出社なんてことはハナから考えちゃいないわけだ。
堺筋線、そして阪急京都線に乗って茨木に帰るうちに、微妙に腹が減ったな、と思い始めた。さっき寿司を食うたやんけ、てなもんだがあれは遅い朝食だ。まだ昼飯を食べてない。というわけで茨木市駅まで行き、駅前の某店でつけ麺を食べた。さすがにちょっと食べ過ぎじゃないのか、という気もしなくはないが、まあ良いじゃないか。にんげんドックだもの。
帰宅して仕事用のPCを起動したら、Windows Updateがスタートした。俺様のなけなしのやる気を削ぐには十分な破壊力だ。仕方がないので、とりあえずオヤツを食べてコーヒーを飲んだらなんだか眠くなってきた。というわけでちょっと昼寝をしたら、もう夕方だ。
やれやれ。明日がんばります。