ミシマ社という出版社については、少しだけ聞いたことがある。なんだか面白そうな本を出している、ちょっと変わった出版社だ。そして社長の名前は三島邦弘、そのまま社名になっているのだな。
その三島さんがミシマ社について書いた本が『計画と無計画のあいだ』。なんだか福岡ハカセの『生物と無生物のあいだ』みたいじゃないか、と思ったら、実際にあれをもじって付けたタイトルなのだそうで。
計画と無計画のあいだ: 「自由が丘のほがらかな出版社」の話 (河出文庫)
- 作者: 三島邦弘
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/08/06
- メディア: 文庫
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起業家が自身のビジネスについて語る本、といえば割と最近読んだのは『Business For Punks』だ。
あれはクラフトビールの会社を作った話だ。著者であるBrewDogのジェームスはもう、そりゃパンクだからかなりアグレッシブで、わたくしには少しばかり押し付けがましく感じられて閉口したものだが、ミシマ社の三島くんはだいぶユルい。著者のキャラクターも語り口もまったく違うものであるが、共通するのは「事業計画なんぞ作るな」(あるいは、「作れない」)というところか。あと、本もビールもわたくしが愛してやまないもの、であるな。てことで、ミシマ社の本を買ってBrewDogのバーで読みながらPunk IPAを飲む。というのが、これからわたくしがやってみなければならないことだ。