野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

知らない話も結構ありましたけど

「回・転・展」に行った時に買った、もう一冊は『おとぎの国のメメントモリ』。

誰もが知っているおとぎ話の「その後」を、しりあがり流に料理した、というやつで。
「んなアホな」というおバカなオチであったり、背筋の凍るような恐ろしい結末であったり、時にはタイトル通り生と死に否が応でも目を向けざるを得ない深遠な話になったり、そんなこんなもすべて瑣末な事、と思えるようなスケールの大きな世界に飛ばされたり。これらがすべて、あのとぼけたタッチの画で描かれているのだからたまらない。しりあがり寿、恐るべし。