ああまた『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの新作が出ている。今度は『栞子さんと果てない舞台』。
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/02/25
- メディア: 文庫
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そもそも6作目って読んだんだっけ?と心配になって、過去に買って読んだものを探してみた。大丈夫、ちゃんと読んでいた。読んでいたけど、どんな話だったかほとんど思い出せない。でもこのシリーズは親切で、そこまでの話をかなり丁寧に、登場人物の(改めての)紹介も兼ねて説明してくれている。実はそれでもなかなか思い出せないのだけど…
けっこう話が複雑なのよな。かなり頭を使わされるというか、集中力を要求されるというか。
今回のネタはシェークスピア。ストーリーはなかなか頭に入って来ないけど、このシリーズの面白いのは、本に関わる各種のトリビアだ。で今回はシリーズ初の洋書、ということで、これまた大量の小ネタ集にひたすら感心するばかり。
稀覯本をオークションで競り落とすという終盤のシーンはなかなか手に汗握る展開だ。そこまではちょいとダレてるという言い方もあるかもしれんが。まあこのシリーズは、先に書いたように本に関するトリビアを楽しめば良いのだ。
シリーズ7作目めにしてやっと完結。ああこれでやっと解放された。と思ったらなんだかスピンオフ作品やら番外編やらの構想もあるらしい。いやもう勘弁してくださいよホント。