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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

で、どの辺がどうデザインなのかね?

最近では会社のエラいさんなんかが、デザインシンキングだなんだ、などと言い出して、ああ、デザインシンキングね、うんそうなのよ、デザイン思考だから、なんて分かったような顔をして適当にごまかすのもちょっと難しくなってきた。しかたがない、ここらでちょっとそっち系の本でも読んどくか。というわけで『ビジネスのためのデザイン思考』。

ビジネスのためのデザイン思考

ビジネスのためのデザイン思考

 

読んでみたけど、それじゃデザイン思考って結局何なの?と正面切って問われると、うーん、やっぱりちょっと答えに詰まるかな。
エスノグラフィーとかナラティブベース・メディシンとかあれこれ説明されてるけど、そういうのはあくまでコンセプト作りのための手法に過ぎないし。どっちかというとそのベースにある発想、バリュー・プロポジションをひねり出すのに、フレームの中でロジックを積み上げるというよりある種の飛躍みたいなものを重視するような考え方、かな?何言ってんだか。
で、読んでると「場」がどうのこうのとか、知識創造とかアブダクションとか出てきて、これって野中郁次郎せんせのアレですか、と思ったらやっぱりこの著者って野中せんせとの共著もあったりするじゃないですか。アジャイルとかリーンとかそっち方面の話?とも思うけど、どうもそれだけでもなさそうで。
結局、読み終わっても何だかもやーっとしたまま。

ちなみにこの手の横書きでちょっと凝ったデザインの本は、Kindleで読むのには向いてない。元が割と大判の本なのだろう。Kindleだと小さくなり過ぎて、おっさんにはかなり厳しい。普通なら文字を拡大すれば良いのだが、この本の場合は単純にページが拡大されるだけで、文字サイズに合わせて1ページあたりの文字数を調整してくれたりはしないので、死ぬほど読みにくい。ま、タブレット等の大きめの端末でお読みください、て最初から警告されてるんですけどね…