東京に日帰り出張でございました。
いや、昨日の朝に東京から帰って来たばっかりちゃうんか、と不思議に思われるかもしれない。何といってもこのわたくし自身が一番そう思っている。それならもう、月曜日から木曜日までずっと、3泊4日で行ったらよろしいがな、てなもんだ。そりゃま確かにそうだが、水曜日は大阪での用事もあったし、3泊分もの荷物を用意するのがまたジャマくさいし。つまりアレだ、私は旅と冒険が嫌いだ、と。
あの『悲しき熱帯』の有名な冒頭部分を引いてこのように「私は旅と冒険が嫌いだ」という人は多いが、原文は"Je hais les voyages et les explorateurs"となっている。このexplorateurという言葉は、冒険家とか探検家という意味であって、冒険そのものは表さない。実際、たとえば中公クラシックスの川田順造訳では「私は旅や探検家が嫌いだ」なっている。だから「私は旅と冒険が嫌いだ」というのは、『悲しき熱帯』の引用としては間違い、ということになる。けど、なんか変な感じするよね、探検家が嫌い、なんて。
と常々思っていたのだけど、いま書きながら気づいた。exploratuersというのは探検家とか冒険家というより、好き好んで旅をする人、という意味なのかもしれない。つまり、「私は旅が嫌いだ。旅行が好きだなんて言ってる人たちの気が知れない」ぐらいの解釈をした方が良いんじゃなかろうか。
梅雨で雨が降るのも鬱陶しいけど、降らなかったらそれはそれで、猛烈に蒸し暑くてたまったもんではないですな。ついこんなどうでも良いことをグダグダと考えてしまう。
品川駅のecuteで、御門屋の揚げまんじゅうというのを買ってみた。
なかなかイケます。あんドーナツみたい。あまり夏向きではないかもしれませんな。