野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

だからってトランプ大統領ってのはあんまりだぜ

初版が2011年ということで、少しばかり今さら感があるが『グローバル恐慌の真相』を読んだ。

グローバル恐慌の真相 (集英社新書)

グローバル恐慌の真相 (集英社新書)

いや、今さら、ではなく今だからこそ興味深く読めるんではないかしら。対談の中で、当時の民主党政権の政策についてのダメ出しをあれこれやっているわけだが、そこからさらに6年が経過した今、グローバリゼーション・ファティーグを中心として起こってきた諸々について思い返すと、実に味わい深い。
個人的にこの6〜7年ぐらい、改革!とか既得権益!とか声高に叫んでいる連中の言うことはまず疑ってかかるようになってきた。改革とか規制緩和の結果って、その既得権益の内容や受益者が変るってだけの話じゃないの?って。胡散臭すぎますわな。
市場原理主義とか自己責任論なんてのはそもそがアレですよ、政治エリートの怠慢だ、て誰かも言ってたじゃないですか。
で、新自由主義者が引き合いに出すハイエクの理論てのも、実はだいぶ都合良く解釈されてる、ていうこの本の指摘なんかも実に興味深いですな。