野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

いやほんとどうすりゃいいのさ

うっわーもう10月も終わりかよ、と思いながら、届いてから長らく放置していた市役所からの郵便を開封した。いや、中身はわかっているのだ。「市・府民税申告書在中」と封筒に書かれている。むしろ中身がわかっているからこそ、今まで手をつけなかったのだとも言える。昨年、約1年間にわたって住民票を抜いていたから、だと思う。課税の根拠となる、昨年の収入を申告せよ、と言っている。
まあとにかくその封筒を開けてみると、表に書いてある通りに市・府民税の申告書が入っている。それは良い。別に剃刀が入ってたわけじゃないんだから。問題は、その書類の提出期限が10月31日、つまり今日だったということだ。
どうするよオイ。昨年分の源泉徴収票はまだ出てない、と思う。待っていればそのうち出てくるのだろうか?よくわからない。まあ毎月メールで送られてくる給与明細のPDFを集めれば、なんとかなるような気がする。しかし問題は、円建てで支払われた給与の分だけ、ということだ。ドル建てで支払われた給与の明細なんて、今まで一度も見たことがないぞ。どうすれば良いのだ。仮に入手できたとして、「平成28年の収入」をどう書けばよいのだ。円だけでよいのか。ドルも書くのか。合計額なのか併記なのか。合計額だとすると、円とドルのどちらに合わせるのだ。いやたぶん円に合わせるんだろうけど、じゃあレートはどの数字を使えば良いのか。考えれば考えるほど混乱してきたので、市役所に電話して事情を説明したが、残念ながはすぐに答えは出なかった。調べて折り返し電話する、という。仕方がないので昼飯にうどんを食べたら、ほどなくして電話がかかってきた。まあ結論としては一言でいえば、「税務署に行ってください」ということだ。彼らではどうすれば良いのかわからない、らしい。なるほど、蛇の道は蛇、というやつだな(違)。
そしてこれが役所に代々伝わる「必殺たらい回し」という技であるな。なるほど、噂には聞いていたが実際にくらったのは初めてだ。電話口のおねいさんは丁寧で親切だったけどね。いやいや、これはイヤミでもなんでもなくて、本当に。こんなことをいちいち断らなくてはいけないというのは、ひとえに最近「丁寧な説明」と言った時に実際に行われる内容があまりに酷いために、まったく信用されなくなっているからだな。やれやれ。