野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

リストランテでバイトする高校生てすごいな

WOWOW新海誠祭りをやっている。少し前に話題になった『君の名は。』も、あんまり興味ないんだけどもな、と思いながら見たら、これが実はなかなか面白いのだな。

いわゆるところの「入れ替わり系」やろ、ぐらいではっきり言ってナメてかかっていたし、あの絵がそもそも、なんかちょっと萌え系っぽくてどうも。と思っていたのだけど、風景その他の書き込み具合がすごい。CGかと思うぐらいに緻密で。いや、CGなのかもしれないけど、何というかCG特有の不快感(わかるかなこれ)がない。
最初なんだか話が見えなかったのが、ああそういうことね、と徐々に理解できてきたあたりで、突然に話のスケールが変わる。
とある国のある土地に、ある日突然発生した何かの異変により、その一帯は「ゾーン」と呼ばれ、一般人の立ち入りが禁じられる。というタルコフスキーの『ストーカー』を連想させるな。
と思っていたら、話はここから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』になる。タイムトラベルによる歴史の改変に関する矛盾の解決方法としては、パラレルワールド方式が一般的かと思うのだが、「都合の悪いことは忘れてしまう」という荒技もあるのだな、と感心した。
いやまあとにかく。酔っ払いながらも寝落ちせず、ちゃんと最後まで観られました。ようでけた映画ですな。