野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

2017年について総括するかい?

なんだか2017年もあっという間に終わってしまいますなあ。
1年4ヶ月ぶりの日本暮らし。今年は海外出張には1回しか行ってない代わりに、国内でやたらとあちこち出張した。なんだか毎週のように新幹線に乗っていた気がする。週に2回、てのも何度かあったなあ。東京の次に多かった出張先は長岡、あるいは宇都宮か?(正解は宇都宮。長岡が4回で宇都宮が6回だった)鹿児島にも2回行ったし。福山にも行ったけど、たぶんもう用はないと思う。駒ヶ根いわきは来年も行くことになりそうだ。
今年はなんだかあまり本が読めず、全部で56冊。ずいぶん低調だ。後半に、事情があってビジネス系のちょっと面倒な感じのものを読まなければならなくなったというのも大きいかもしれない。新作で面白かったのは『エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層』。文庫落ちでは『火花』が存外良かった。当然ながら『泣き虫弱虫 諸葛孔明』第四部も。あと旧作では『漁港の肉子ちゃん』と『ユリゴコロ』あたりか。
今年買ったCD(ダウンロード含む)は25枚。このうちCDは9枚だけで、すでにダウンロードの方が多い。たまにタワレコに行くと、売り場面積がじわじわと縮小されていっているがわかる。これも時代の流れだ。CDからダウンロードへ、という流れの一方では若者の間でレコードだのカセットテープだのというアナログ回帰(いや回帰ではないな、彼らにとっては見たことのない新鮮なメディアなのだ)という動きはあるものの、そちらがメインストリームになるとは考えにくい。9枚買ったCDのうち新譜は『ラーメンな女たち』、『async』そして『L’accrodo Contrabbando』の3枚だけ。この中ではやはり復活した坂本教授の『async』がベストだな。新譜以外では、あらためてマイルス・デイヴィスのエレクトリック期、そしてマディ・ウォーターズあたりを聴き込んでみたりして。マイルスの”Bitches Brew”とか”Get Up With It”なんかはスゴいですわな。あとはテデスキ・トラックス・バンドあたりが良かった。クラシック方面はあまり開拓してないな。ケンプもバッハあたりは意外と良いな、と発見したぐらい。ああ、バックハウスのベートーヴェンピアノソナタはよく聴いてるな。
ライブは3月のカサ・スリム、4月のノラ・ジョーンズ、6月の山下達郎そして9月のmama! milkといったあたりか。タツロー御大の名人芸がスゴかったなあ。
映画は全部で39作を観た。そのうち劇場で観たのは『沈黙』、『ゴースト・イン・ザ・シェル』そして『アトミック・ブロンド』の3本。いずれもかなり好みだが強いて言えばベストは『アトミック・ブロンド』か(ここでちょいとはてなブログのお題に乗ってみた)。

#2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

Sponsored by Netflix

新作以外では『アメリカン・スナイパー 』と『レヴェナント』(これはサントラも良かった)、『オデッセイ』あたりかなあ。『スター・ウォーズ』シリーズを初めて観たっていうのは特筆すべきだな。
あと落語は繁昌亭で寄席を2回。桂小枝師匠を初めて観た。
それにしても50歳ともなるとカラダにも何かと不具合が出てくる。8月には妙に顎が痛くなったのでマウスピースで治療し、会社の健康診断でピロリ菌検査に引っかかったので精密検査したらきっちり陽性で、でもまあ除菌はうまく行ったようでそれ以降は快調だ。そういえば以前は時々謎の腹痛に悩まされたりしていたよなあ。
その老体に鞭打って走った総距離が今年は612.7kmだ。ちなみに昨年は729.8km。そりゃ週2回走ればねえ。腰痛はまあ、一時のようにひどくはなってないが、’なかなかスッキリとは治らんもんですな。まあボチボチいきますか。
てなわけで。来年もひとつよしなに。