野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

たこ焼きも食べたかったけど

毎年この、成人の日のあたりと言えば、ほれ。
高津宮のとんど祭り、ですわな。
昨年は何となく行きそびれたし今年は、と思っていたが天気予報は雨。うーむこりゃどうしたもんか… と思いつつも結局は行くことにして。
正午すぎぐらいに行ってみると、例年よりは当然少なめとはいうものの、それなりの人出。いやーこんな雨の中、ようやるわホンマに。
とりあえずお参りして、それから食料と酒の調達。酒のやまもとで燗酒を一杯と、DININGあじとで肉玉子焼き。美味いす。そして須佐・アース・やま吟でどて焼きとアナゴの天ぷら、酒は新政を2種類。どの店がどれを出してんのか、ようわからん。さらに一馬力で牛串焼きとサバ塩焼きを追加投入。などとあれこれ貪っているうちにぼちぼち午後1時。今回は高津の富亭で落語も聴くことにしたのだ。13時半からの部は、

というラインアップ。桂文太さん主催で女性噺家を大フィーチャーした落語会、てなわけですな。この女性3名の中では、枝雀師を彷彿とさせる酔いどれぶりが炸裂する「上燗屋」の桂二葉さんがどえらい面白かったのだな。そして文太さんの「三枚起請」、これ「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」という都々逸(高杉晋作が作ったんですて)をマクラで説明してくれてたから良かったけど、予備知識が無かったらあのサゲは何のこっちゃさっぱりですぜ。あと「おやま」てな単語が噺の中で出てきて、喜ぃ公や清やんは歌舞伎役者に騙されたんか?と思ってしまうがこれはあの女形ではなく、もともと花魁であるとか遊女のことを「おやま」と言ったんですなあ。なるほど。古典落語を楽しむにも、なかなか教養が要りますな…
さて落語が終わるとだいたい15時。しかもうまい具合に雨が上がっている。いよいよ本日のメインイベント、木村充揮名人の酔いどれライブだ。たゆたゆで而今の燗を買って参戦した。

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いやもう、相変わらず下品ですこと。やっぱりこうでないとね。天使のダミ声を満喫いたしましたよ。
てな感じで、朝から雨でどうするよこれ、と思ったけど行って良かった。来年も是非。でもやっぱり晴れてた方が嬉しいです。