野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

そもそも電話というものはだな

宇多田ヒカルのデビューは1998年。シングルの『Automatic』はバカ売れし、ファーストアルバムの『First Love』はあまりに売れすぎて品薄になり、普通にショップへ行ってもCDが買えないという異常事態まで引き起こした。じわじわと売り場が狭くなるタワレコなんかを見ていると、そんなのは遠い昔の話のように思われる。
でもまあ20年前だったら、十分に昔か。
そんな感じの大ヒット作、当時からなかなかカッコええやんけと思いながらも上記のような事情によりCD購入には至らなかった。そして20年が経過し、今ではiTunes StoreAmazonで、比較的安価にダウンロード購入できるようになっている。そろそろちゃんと聴いてみても良い頃合いよな、ということでAmazonで購入することにした。

First Love

First Love

いやあ、あらためて聴いてみて、やっぱりすごいですなあ。当時16歳てか。ジョス・ストーンのデビューが2003年で、「こんな17歳が!」って驚いたもんだけども、もひとつ若かったのか。あの頃さほど聴き込んでなかったからかもしれんが、全然古い感じがしないなあ。あ、でもいきなり『Automatic』で「7回目のベルで受話器を取った」なんて歌ってるけど、今これひょっとして意味が通じないんじゃないのかな。「ベル」とか「受話器」が結びつかないんでないの。そもそも「受話器」って何?とかね。いやあ、びっくりしたなあもう。