野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

酷暑の京都にて遅めのランチという名の昼酒

京都国立近代美術館で開催中の横山大観展、どうするよ?
いやもう、暑くてあんまり外に出たくないのだけど、本日で最終日だし。てことで、滑り込みで行ってきましたよ。
言っても詮無いことなのだけど、とにかく暑い。秋冬なら四条河原町からのんびり歩くのも乙なものだが、とにかくこの暑さではそういうわけにもいかず、バスに乗った。

会場には昼過ぎに着いて、最終日だしゲロ混みを覚悟していたが、意外とそうでもないのな。それでも40mの超大作『生々流転』は並ばないと観られないけど。ちなみにこの作品、40mと言いつつも実際には3回に分けて、つまり3分割して展示されている。そんなことせずに一気にやれば良いのに、と思うけど、まあ40mもの巻物を置く場所が物理的に無い、ってことでしょうなあ。
これだけまとまった量の横山大観作品を観たのは今回が初めてだな。水墨画のような枯れたテイストのものもあれば、妙にカラフルだったりポップだったりなものもある。個人的には『竹雨』と『武蔵野』が好みだな。それにしても横山大観を観た後で、4階の常設展でマティスピカソを観ると、そのギャップに何だかクラクラする。
てな感じで展示を見終わったのは午後2時半ごろ。そこからまたバスに乗り、祇園で降りて(うまい具合に四条河原町行きが来なかった)河原町まで歩く。昼ごはんどうするよ?
午後2時を回ってしまうと、ランチをやっている店の多くが閉まってしまう。河原町界隈あまり詳しくないのに、どうしたら良いのだ?
と悩んでたどり着いたのが、午後3時オープンの益や酒店だ。ここは以前にも一度来たことがある。あの時は飲みに来たのだが、食べるものもけっこう美味かったように記憶している。
でまあ、とりあえずビールに、なめろう

あ、またなめろう食うとる。そして酒はまた、篠峯と。

炙りしめ鯖、これはイカンですな。

爽やか系の篠峯から、華やか系の紀土に切り替える。

そして鶏のわさび味噌。

ここの料理、ありとあらゆるものが日本酒のためにチューニングされているのだなあ。こらたまりまへんで。
てな感じで、遅い昼食、というか昼酒ですな。美味しい料理で満足。帰ったらもうぐったり。とりあえず風呂入って、昼寝。いや、昼寝ったってもう夕方なんだけど。
良い日曜日でございました。