野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

そんなコンピレーションは嫌だ

夏休みの間に長距離を運転し、紙ゴミをまとめてヒモでからげてはせっせとリサイクルステーションに運び込み、荒れ放題の庭の草むしりをし、ほとんど腐っていたカーペットを廃棄処分した後の板の間の上に薄い布団を敷いて寝て、てな生活をしていたら、どうも腰が痛い。いつものように心斎橋の整骨院へ行って治療をしてもらうついでに、難波のタワレコに立ち寄った。「オシャレな女性ヴォーカルによる洋楽ジャズ・カヴァー」なんていう、ちょっといたたまれない感じのコピーを付けて"Jazz Sexiest Ladies"というコンピレーションCDが売られていた。

うわちゃー、と思うが、まあこういうのもある程度は仕方なかろう。しかし、そこに添えられたPOPには、「聴いたら最後 Sexist LADIEsの虜」などと書いてある。おい、そこは間違えたらアカンとこやぞ。SexiestとSexistはだいぶ違う。Sexist Ladyというのは例えば話題の杉田某とかいう議員みたいなのをいうんであってだな(以下略
そんなわけで(どんなわけだ?)長らくウィッシュリストに入っていながらも、何となく手を出しそびれていたバディ・ガイの"Damn right, I've got the blues"が1,000円ポッキリ(+消費税)になっていたので、つい買ってしまった。

アイ・ガット・ザ・ブルース~エクスパンデッド・エディション

アイ・ガット・ザ・ブルース~エクスパンデッド・エディション

"Five long years"はフレディ・キングの曲だよな。個人的にはクラプトン翁が"From the cradle"でカバーしていたバージョンが馴染み深いわけだが、バディ・ガイによる完全にイッちまってる系のこれ、大丈夫なのか?なんていうか、バディ・ガイっていろいろ勢いだけでやってるところあるんじゃないのかな。ギターソロなんか聴いてると、え、それって明らかに間違ってるよね?てなフレーズが結構入っていたりする。まあでもそれがまた味なんですけどね。聴いてると、そんなんどうでもええやん別に、てな気分にさせられる。これがブルーズよね、知らんけど。