野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

狂気の歴史

連日Apple Musicであれこれ聴き倒していて、まあこんだけいろんな音源をストリーミングで聴けたら、そりゃCDなんぞ売れなくなるよな、と思う。でも、世の中にはApple Musicで聴けない名盤ってのもあったりするわけで。
そのうちのひとつが、キングクリムゾンの"In The Court Of The Crimson King"だ。

クリムゾン・キングの宮殿(K2HD/紙ジャケット仕様)

クリムゾン・キングの宮殿(K2HD/紙ジャケット仕様)

実際にはこれ、Apple Musicには無いけどiTunes Storeでの購入はできる。だからだまされて(いや別に誰もだましてはいないけど)Apple Musicにサインアップしてしまったのだ。そんな経緯があったので、なんとなくiTunes Storeで購入するのはけたクソ悪い感じがする。まあたまにはCDも買わないとね(キャプチャーするのがめんどいけど)、てなわけでタワレコオンラインでポイント使って国内盤を購入した。ちなみにCDとiTunes Store、同じ値段です。強気やなー。まあiTunes Storeの方はボーナストラックが3曲あるけどね。
いやしかし、このアルバムもかなり久しぶりに聴くけど、まあ強烈よね。ようやるわホント。アタマおかしいんじゃないの、と思う。あ、アタマおかしいといえば、"21st Century Schizoid Man"ってわたくしがこのアルバムを初めて聴いたころは『21世紀の精神異常者』っていう、実に身もふたもない邦題がついていたと記憶しているのだけど、今(21世紀にはいってからかな?)は『21世紀のスキッツォイド・マン』なのよな。何やねんな「スキッツォイド・マン」って、と思うが、そういえばスキゾ・キッズの冒険、なんてのが80年代にはあったんだぜ。まあ当時からスキゾとかパラノとか何のこっちゃ、とは思っていたけども。そもそも「精神分裂病」はいつから、どういうきっかけで「統合失調症」に変わったのだろう。
てなことをつらつら思いながら、いやあやっぱり、このアルバムジャケットのインパクトも含めて、名盤ですわなあ。