待望の『和菓子のアン』の続編が出たのでさっそく買い求める。
- 作者: 坂木司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2018/10/10
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
しかし、デパートに入ってる和菓子屋ってこれほどまでに日々あれこれの事案が発生するものなのだろうか?いや、その辺のリアリティを追及してああだこうだというつもりはない。作り話なんだし。
まあそれにしても、アンちゃんってのは実にキュートだ。ちょいデブだし、金沢がどこにあるのか、とか浄瑠璃が何なのかわかってなかったりするけど。そのわりには、こなしとねりきりの違いについて説明したりして、何なんだいったい。まあとにかく、菓子(和洋かかわらず、いや菓子だけでなく食いもん全般)を愛してやまないデブなんだということはよくわかる。だから、和菓子の販売は天職なのだろう。チンピラにしか見えない和菓子職人の「師匠」の
食いもんってな、にこにこ明るい奴が売ってるだけで、うまそうに見えるんだよ(p.281)
という発言にはわたくしも同意する。何となく、だけど。