野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

でもそれって軽食か?

阪急百貨店地下のル・ブーランジュ・ド・モンジュでバゲットを買うべくレジに並んでいるときに、ふと「カスクルート」というのが目に入った。あーまただよ、それは「カスクート」だろ、こういう書き間違いよく見るよな、「バケット」じゃなくて「バゲット」、「ブリザードフラワー」じゃなくて「プリザーブドフラワー」だろうがよ。と思ったのだが。いやしかし、鳥取ローカルのパン屋だけでなく、さすがにモンジュでまでそんな間違いするかな、とふと思って(こういうあたり、わたくしもけっこう権威とかブランドには弱いっつーことですかね)ググってみたところ、実はカスクルートカスクートのいずれも間違いというわけではない、ということがわかった。わたくしはバゲットで作ったサンドイッチが「カスクート」だと思っていたのだが、フランス語のcasse-croûteはもともと軽食とかおやつ、ぐらいの意味で、casser la croûte(パン粉を砕く)というのが語源なのだとか。で、チーズとかシャルキュトリーをバゲットに挟む軽食がcasse-croûteと呼ばれるわけね。たしかに、この綴りだと「カスクルート」と読みたくなるな。でもやっぱり、フランス語の発音としては「カスクート」の方が近いんでないか?わたくしのような日本人には「カスクフト」ないしは「カスクト」ぐらいに聞こえるのでは?
と思ってGoogle翻訳で実際に発音させてみたらあーた、「ケスクーツ」と「ケスクフツ」の中間ぐらいな感じだなこりゃ。いやー参りました。
とりあえずモンジュのバゲット、美味しゅうございましたです。