ハルカス美術館で開催中の「ミラクルエッシャー展」14日まで、ってんで慌てて(という割には昼過ぎにのんびりと)行ってみたわけですが、そもそもエレベーターに乗るのに行列していて、おい何だこりゃ大丈夫か、と思っていたらやっぱり大丈夫ではなくて、チケット買うのに30分、そして入場に80分待ちってそらあんた殺生でっせ。
さすがに2時間近くもこんなところでぼーっと過ごせるほどヒマではない。とりあえず昼メシでも食べよう、てことで土地勘のない天王寺周辺をウロウロして、結局は近鉄百貨店の地下にあるブルーノで地中海野菜カレーを食べた。
梅田のブルーノみたいに気取ってはいないが、味もまあ普通な感じだったな。
でTwitterで混雑状況を調べてみたが、相変わらず「大変混んでいる」状態で、しかも待ち時間は伸びるばかり。こりゃもう今日はダメだ、明日出直そう、てことで今日は映画を観ることにした。いや何、元々は明日『アリー/スター誕生』を観ようと思っていたのだよ。しかし調べてみるとほとんどの主要な劇場で午後の上映は始まってしまっている。近くで唯一間に合いそうなのが梅田ブルク7だ。ただちに御堂筋線で梅田に向かい、その車中で席を予約する。その時点で残りは3席だけ、そののうちの最もマトモそうな席をなんとか確保した。
アレですな、ストーリーそのものは、まあそうですよね、ってな感じなのだけど、やはりスゴいのはまずガガ様。わたくしガガ様なんてのはイロモノだと思っていて今までまともに聴いたことなんて無かったのだけど、さすがにこれは。いやまあ、好みかどうかは別として。んでガガ様もさることながら、ブラッドリー・クーパー。『アメリカン・スナイパー』での、屈託を抱えた元ナイスガイの帰還兵、わりとあれに近いイメージで、アル中のロックスターという役どころが何とも言えず。実にこう、アメリカの闇を体現してるってんですかね、たまらんですね。でしかも何なんだコイツ、本気でミュージシャンやんけ、ってなもんで。わたくし最初のライブのシーンでもう、すっかりヤラレてしまったですよ。Apple Musicでサントラをダウンロードして、ヘビーローテション中ってなわけで。
いやー面白かった。それにしても、アリーの家で親父と一緒にいたあのおっさん達はいったい何者だったんだろう?