物語が途中で止まり、かれこれ10年以上も経ってしまって続編はもう出てこないのだろうとほぼ諦めていた『十二国記』の新作が出る、という驚きのニュースが昨年の12月に伝えられた。時期は未定であるが2019年に出るはず、とのこと。朗報である。が、ずいぶん昔に読んだ本なので内容をほとんど覚えていない。これは新作のリリースに備えて復習が必要だな、と思っていた。宮城谷版『三国志』を読み終わり『ベルサイユのばら』も片付いたので、いよいよ『十二国記』に取りかかることにした。まずは『月の影 影の海』の上巻から。
- 作者: 小野不由美,山田章博
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 文庫
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上巻の時点ではまだ、かの世界には12の国があって陽子がいるのは巧国、じつは日本語は通じないはずなのになぜか陽子は会話ができている、というところまでしか説明されていない。物語が始まるのはこれからだ。