野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

おでんをナメたらあかん

"先日読んだ『関西で飲もう』"で触れられていた「酒肴哲」という店、これは一度現地調査が必要だな、と思っていた。で本日決行してみたわけです。
カウンターのみ十数席ほど?とりあえず空きはあった。で、ビールとおでんを注文。おでんはやっぱり大根と厚揚げとスジ。なるほど、出汁が美味いですなあ。
メニューを見ると、鰆ときゅうりのぬた和え、なんてもんがある。鰆でぬた和え?と思って注文してみた。あと東北泉の冷酒と。

うわ、鰆、美味いやないの。うーむなるほど、こんなんあるんかー。あと海老と若ごぼうかき揚げ、というのもある。何だ若ごぼうって?ということでこいつもいってみる。

おー、ごぼうの土くささが何とも良い感じではないですか!
出汁が美味いと、燗酒が欲しくなる。てことで竹鶴。初めて飲む酒だ。見ていたらだんだんわかってきたのだけど、単なるおでんでだけではなく、そのおでんを煮込んでいる出汁で何やらもうちょっと火を通したりこちょこちょやっているメニューが良さげだ。というわけで、おでんの「鮪と白ねぎ」を注文し、燗酒をもう一杯、京山水にて。

うわー、これはいかん。鮪が出汁でじゅわじゅわになっている。たまらん。
後で改めていろいろ調べてみると、さくっと入れたのは運が良かったようで、普段なら予約は必須であるらしい。ちなみに割と最近移転したとのことで、太田さんが行ったのは前の店だ。
メニューに値段が書いてなくてビビるが、そんなに高いわけではない。ふだん安い立ち飲みみたいなとこばかり行っているわたくしからすると、ちと高めかな、とは思うが。落ち着いていて、良い店だと思う。次回はしっかり出汁を貪るメニューで攻めてみたいもんですなあ。