野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

けんかをやめて

いやもうほんと何なのよこの寒さ。さすがに今日はもう、コートなかったらちょっと無理。着てへんかったんかい、て実はこの2週間ほどずっと着てなかったわけですよ。荷物になるのが嫌なので、ちょっと寒いぐらいは我慢していたけど、さすがにこれはねえ。
でクソ寒い帰り道にどこぞで晩飯を食べる手はずになっていて、でも本日は休肝日。いや別に今日でなくてもいいんじゃね?ほら、南茨木駅から徒歩2分、名店「味幸房みなみ」のおまかせ握り5貫に軽めの一品、そして箕面ビールなんかどうよ?などと内なる悪魔が囁くのに抗いつつ、大人しく松屋で定食なんぞ食べるのであった。
それにしても南茨木駅前って定食屋みたいなのが極端に少ないよなあ。松屋以外には中環を超えて5〜6分ほど歩いたところにある王将ぐらいかな。もっとこう、やよい軒とか毎度おおきに食堂(「南茨木食堂」とかになるんだろうか)なんかがあると便利なのだけど。
いやそんなことより、何度も言ってるけどスーパーマーケット何とかしてくれよ、て話よね。もう元号も変わったことだしさ。まー何というか、二つ前に使った「和」をまた使うってのはちょっと想定外だったな。とりあえず最初に聞いた時の感想は「ふーん」てとこかな。平成のときの「ええーそんな間抜けな感じの、ちょっと…」というのよりはだいぶマシだけど。平成はほんと、今でこそ特に何も思わないけど、当時は小渕官房長官(当時)のヴィジュアルも相まって、当時はあの間の抜けた感じの語感がどうも好きになれなかったものだ。
『字統』によると、「令」は

礼冠を着け、跪いて神意を聞く人の形。上部は三角形に似た深い冠の形である。

なるほど。
そして「和」は

禾(か)と口に従う。禾は軍門に立てる標識の木の形。口はサイ、盟誓の書である載書といわれる文書を収める器の形。軍門の前で盟誓し、和議を行う意である。ゆえに和平の意となる。

なのだそうで。あの「のぎへん」は単体で漢字があって「か」と読むんですな。そしてつくりの部分はお馴染み、漢字のキーパーツであるサイ、祝詞の容器ね。こうしてみると「和」ってイメージほど穏やかでないというか、まず戦いがあって、その上で、その戦いをやめて、というような意味合いなんですなあ。
『字統』、たまに読むとなかなか面白いですよ。