野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

油断ならんジジイだぜ

WOWOWでやっていた中国歴史ドラマ『大軍師司馬懿之虎嘯龍吟』が、ついに先週土曜日のオンエアをもって終了してしまった。本日、録画してあった最終話を観た。シーズン1の『大軍師司馬懿之軍師聯盟』と合わせて全86話、たかだか10話ぐらいの連続ドラマでさえ、観るのがジャマくさいなどと言って憚らないこのわたくしが、86話て。気が遠くなるほどに長い道のりである、と思ったが、終わってみればあっという間だ。それにしても最終話は、正直なところかなり内容が薄かったと思う。見どころはせいぜい司馬懿が宮廷を去っていくシーンぐらいなもので、あとは候吉との謎の乱闘、そして婚礼コント。なんでやねん、と思っていると、最後の方は回想シーンばかり。シーズン2のクライマックスはやはり、80話〜81話あたりの司馬懿のクーデター(高平陵の変)あたりかと。そして、司馬昭の鬼畜っぷりが何とも楽しい。その辺から司馬懿もいよいよ本性を現してきたというか、歳をとるとだんだん抑えが効かんようになるんですかね。「晩節を汚す」ってのはこういうことをいうんでしょうなあ。
ああもうしばらくは司馬懿ロスだな。『三国志』の宮城谷版、第10巻ぐらいからあらためて読み直してみようかなあ。