野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

冠詞の使い方って難しいよね

macOSの次バージョンCatalinaでは、ついにiTunesがなくなって、MusicとPodcastとTVに分割される。とWWDCで発表されたのだとか。へえ。そしたらどうやってiPhoneのバックアップとるんだよ?と思うが、まあそんなことを今から心配しても仕方なかろう。とりあえず、Apple Musicまわりでいろいろと怪しい挙動を示すのを何とかしてほしいよな。
以前にも書いたような気がするけど、洋楽のアルバム名はアーティスト名をカタカナにするのはやめてほしい。アルバム名はまだ我慢するとしても、アーティスト名でそれをやられると、たとえば“Brothers In Arms”はDire Straitsのところにあるのに、“Communiqué”はダイアー・ストレイツから探す、てなことになってややこしい。なので面倒だけどもApple Musicから引っ張ってきた洋楽アルバムのアーティスト名はすべて、英語で書き直している。ところがこれでもまだ十分ではなくて、ご丁寧にも「読み」のところにカタカナが入っていたりする。なぜSのところにSteely Danが無いのだろうと悩んでいると、「ス」のところにあったりしてイライラする。あと、冠詞の扱いがどうもよくわからない。アルバムタイトルの最初に付いている“The”や“A”は無視されるものだと思っていた。つまり、たとえば“The Köln Concert”はTではなくKのところに入る。“A Concert At The White House”ならCだ。

ところが、なぜか“A Secret Wish”はAのところに現れ、“The Heart Of Saturday Night”はTで見つかる。

わけがわからない。これはどうやら前述の「読み」の問題があるのでは、とはたと思い当たり、「読み」に設定されている冠詞を消したら、一部は直ったのだが、依然としていくつかのタイトルについては相変わらずTのところに入っている。謎は深まるばかりである。
というわけで、ぜひCatalinaではこのあたりをすっきりと改善してほしいと願って已まないのであるが、過去にアップルが為してきたあれやこれやについて考えれば、さらなる混乱が待ち受けているという予感しかないのである。