野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

思わぬところに伏兵が

そろそろ『泣き虫弱虫 諸葛孔明』の第五部が文庫になってないかなー、と調べてみた。まだだった。が、なんとマンガがあるのだということを知り、驚いたので思わず手が滑ってKindle版をダウンロード購入してしまった。今のところでているのは2巻までのようだ。

うん、まあ話はわかりやすいし面白いけど、ちょっと端折りすぎじゃないかな。格調高いのに抱腹絶倒、という原作のあの雰囲気はどこかに行ってしまって、その辺はまあ別物と割り切った方がよろしかろう。絵はもう、かなりアレな感じだし。一応、劉備が「忍びぬぅ」と言って泣くシーンはちゃんとあるけど。1巻は「桃園の誓い」まで。2巻の終わりで劉備軍団が曹操にやられて、魯粛のオジキが登場。てことはマンガの一巻が原作の一冊に対応するわけか。あのぶっとい原作を… 無茶するなあ。もっとも、原作はかなり無駄話も多いけど。けど簡雍が出てこないのはちょっと不満だな。
次はいよいよ魯粛のオジキが大活躍し、美周郎こと周瑜公瑾が変質者諸葛亮孔明にメラメラと殺意を燃やす巻、ということになるわけか。ふむ。まあ、出たら一応読んでみとくかなー。