野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

フェイクに満ちた世の中だけど

日々、聞こえてくるのは、目を覆いたくなるばかりに悲惨で気が滅入るようなニュースばかり。世に心配と憂鬱の種は尽きることがなく、我々は着実に破滅へと向かっているとしか思えない。
というのは我々の思い込みで、本当のところ世界のいろんな事は、昔に比べると少しずつ、しかし確実に良くなっている。『ファクトフルネス』にはそう書かれていた。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

「いろんな事」とは何かというと、乳幼児の死亡率とか、女子が学校に通う(教育を受ける)年数とか、電気を使える人の割合とか、そういう事だ。これらはみんな、誰もが簡単にアクセスできる統計データから導き出される「事実」なのだそうだ。それは決して、この世界は何も問題など無く安泰、という意味ではない。放置しておけばそのままカタストロフィへつながる重大な問題はいくつもある。が、それでも世界は様々な面で改善されていっていて、そのことは正しく認識しなければならない。そう、事実に目を背けて現状が必要以上に「悪い」と思い込むことは、無根拠に「良い」と認識することと同じぐらいに間違っている。現状を正しく把握して初めて、適切な対策が打てるのだから、というわけだ。
うーむなるほど、そりゃ確かにそうですよね、と思った。多くの指標において、大きな流れとしては、やはり改善の方向にあるのだろう。本邦に限っていうと、昨今はどうもいろんなことが悪くなっているようにしか思えないし、そもそも統計データってもの自体がイマイチ信用できない、てなことになりつつあるけども。そういうのはあくまで局所的な話、であるし、いずれ是正されていくのだ、と思いたいなあ。