野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

どんどん増えていきますね

タンジェリンドリームの70年代のいくつかのアルバムは、Apple Musicでは"THE VIRGIN YEARS: 1974-1978"というやつにまとめられてしまっている。

実際に聴く上でそんなに大きな支障はないのだけど、なぜかこれが気に入らなくて、ついAmazonでCDを注文してしまったのが8月9日のこと。アルバム5枚分("Phaedra", "Rubycon", "Ricochet", "Stratosfear", "Cyclone")で2,331円なら安いわな。

THE VIRGIN YEARS: 1974-1978

THE VIRGIN YEARS: 1974-1978

こいつらをiTunesライブラリに取り込んだ後、ちまちまとアルバム別に編集しなおす。激安のCDボックスセットなんかを買った時によくやる作業だ。
PHAEDRA

PHAEDRA

RUBYCON

RUBYCON

RICOCHET

RICOCHET

Stratosfear -Reissue-

Stratosfear -Reissue-

Cyclone -Reissue-

Cyclone -Reissue-

ちなみに"Cyclone"の1曲目、"Bent Cold Sidewalk"のイントロ部分が坂本教授の"千のナイフ"に激似でビビった。そう、あのヴォコーダーで何やらむにゃむにゃ言ってるやつ。
そうこうしているうちに、"THE VIRGIN YEARS: 1977-1983"の方も買っとくべきちゃうか、という気分になってきた。
こちらに収録の7枚のアルバムはすべて、Apple Musicでは別々になっているのだから、そこまでする必要はないし、そもそもその7枚のうち"Exit"はすでに持っている(MP3だけど)にもかかわらず、送料込みで2,188円かあ、などということで、ついふらふらっと。
VIRGIN YEARS: 1977-1983

VIRGIN YEARS: 1977-1983

こちらは同じAmazonでもマーケットプレイスの方で、nagiry-jpという業者から買った。
8月19日に注文し、数日後に「発送しました」メールは来たが配送予定日は「9月9日までにお届け予定」となっていた。
どえらい時間がかかるが、まあおそらく海外の業者で、格安の配送手段を使っているのだろう。結局届いたのは9月10日だった。
通常の宅配便業者なら荷物の行方もトラッキングできるのだけど、こういう業者だとそんな気の利いたことはできない。まあ安いから仕方ないのだろうけど、やっぱり不安ですわな。

さてこちらに収録されているのは、"White Eagle", "Encore", "Tangram", "Logos", "Force Majeure", "Exit", "Hyperborea"の7枚分、プラスボーナストラック的な4曲(シングルかな?)。

White Eagle

White Eagle

Encore -Reissue-

Encore -Reissue-

Tangram

Tangram

Logos: Live at the Dominion 82

Logos: Live at the Dominion 82

Force Majeure -Reissue-

Force Majeure -Reissue-

Exit

Exit

Hyperborea

Hyperborea

実にまあ、大盤振る舞いというか何というか。
つまり合計11枚のタンジェリンドリームのアルバムがわたくしのiTunesライブラリに新たに加わったわけで、事あるごとにこれらのアルバムを聴き倒している。
たぶん人によっては「みんな同じ曲に聞こえる」というやつだろう。
でもこの、エレクトロニックでスペイシーかつミニマルな感じ、わたくしの好みなのだなあと改めて気付いた。こうして聴くと、"Exit"あたりは確かにポップな方かもしれない。
何というか、ドイツ人的なテクノロジー志向と勤勉さ(←個人的な偏見ですけどね)が表れてる感じがするのだよ。
やっぱり、タンジェリンドリームとカンとクラフトワークを、全部まとめて「クラウトロック」なんて分類してしまうのは、あまりにも乱暴すぎると思うなあ。