野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

相変わらずCD増え続けてます

先日ブライアン・フェリーの"Mamouna"の中古CDを購入したついでに、"The Bride Stripped Bare"も入手した。こちらはディスクユニオンで750円にて。店頭受け取りにすれば送料がかからないのは良いな。
こちらは今でもApple Musicで聴けるから、何もわざわざCDで買わなくても良いのだけど、まあ行きがかり上とでもいいますか。

Bride stripped bare

Bride stripped bare

  • アーティスト:FERRY BRYAN
  • 発売日: 2006/05/16
  • メディア: CD
これって1978年リリースで、フェリーの70年代最後のソロアルバムなのだな。この次が1985年の"Boys And Girls"で、それまでに7年。
ロキシー・ミュージックの再結成って1979年の“Manifesto”だったっけ?これってその少し前に出たということか。
こうして見ると、70年代のフェリーのソロアルバムのジャケットって、正直あまりスタイリッシュとは言えないな。
サウンド的にも"Boys And Girls"以降とずいぶん違う。とはいえ、これはこれでなかなか良い。わたくしは元々"Boys And Girls"や"Bête Noire"の音は好みだしおそらくフェリーのベストであると思っているのだが、こっちもけっこう好きだ。
ロキシーの"Flesh+Blood"は一発目がいきなりウィルソン・ピケットの"In The Midnight Hour"だったりして、フェリーのオジキR&B好きなんですね、というのがちょっと匂っていたりしたわけだが、このアルバムではサム&デイブの"Hold On (I'm Coming)"にアル・グリーンの"Take Me To The River"と、わたくしでも知っているようなR&Bの有名曲をあのふにゃふにゃのヴォーカルでカバーしており、これが実に良い。
そして、ラストの"This Island Earth"がまた、80年代ロキシーを予感させるようなダークで退廃的なテイストでたまらんのですな。
というわけで、このアルバムなかなか名盤ではありますまいか。ジャケットはちょっとダサいけどね。