野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ウォーホルとすいば

3連休といったって、大した予定があるわけではない。何やらエゲツない台風も接近中らしいし。
と思いつつダラダラしていたのだが、京セラ美術館でアンディ・ウォーホル展をやっているらしい、ということを知った。
それはちょっと行ってみなあかんかな。幸いにしてまだ天気は崩れてないし(異様に蒸し暑いけど)、ということで午前中のうちに京都へ。
京セラ美術館まではバスに乗った。すぐ近くの京都国立近代美術館に行く時はだいたい阪急の河原町駅から歩くのだが、さすがに今日はちょっとばかし暑すぎる。
国立近代美術館には何度も行っているが、京セラ美術館は初めてだ。リニューアル前の京都市美術館の時は2〜3回行ったことがあると思う。しかし正直なところ、あまり相性が良くなかった。

しかし生まれ変わった京セラ美術館は、なかなか良い感じだ。
軽い入場制限をしており、入場時間を区切っているようで、表示によれば次に買えるチケットは12:00入場のものらしく、ということは10分ほど待たねばならんのか…(この時点で11:50少し前)と覚悟したのだが、何の事はない、普通に11:30のチケットが買えたので、そのまま待たずに入れた。
会場は正確には、京都市京セラ美術館の、東山キューブだ。

日曜日であるからそれなりに人は多いが、ゆっくり観てまわるのに支障はない。
新型コロナの流行により、入場制限をする美術館が増えたが、こんな風に入場時間予約制にして、時間当たりの入場者数を制限するのは、感染対策以上の効果があって、なかなか良いと思う。パンデミック終息後も、このシステムは続けたら良いんでないかな。

タイトルは忘れたが、今回の展示ではこの絵が一番好みだ。

お、Macintoshの広告。
この頃はまだAppleではなくApple Computerだし、MacではなくMacintoshで、リンゴはレインボーカラーだったのよな。

お、ビートルズにプリンス殿下。

シルヴェスタ・スタローン、アレサ・フランクリン坂本龍一

このアレサ・フランクリンは、アルバム"Aretha"のジャケットアートワークですな。
Aretha -Coloured- [Analog]
なんと、グレース・ジョーンズも。

アンディ・ウォーホルといえばアルバムジャケットのデザインが有名だけど、代表作の"Velvet Underground & Nico"とか"Sticky Fingers"は残念ながら見当たらず。
で、これはLevi‘sの広告だそうですが。

この配色とかレイアウトの感じ、何だかどこかで見たことがあるような…

と思ったらアレだ、ローリング・ストーンズの"Still Life"とか
Still Life (Reis)
"Undercover"だ。
UNDERCOVER
でもこれらのデザインにウォーホルは関係無いそうで。"Still Life"はカズ・ヤマモト、"Undercover"はPeter Corristonによるデザインとのこと。ちなみにこのピーター・コリストン、"Tatoo You"や"Physical Graffiti"のデザインもやっているのだな。

とりあえずそんな感じでウォーホル展を満喫してから、歩いて四条河原町へ。
曇天だがかなり蒸し暑い。

昼食をどこで食べようか、と少しうろうろしてから、すいば という立ち飲み屋へ。
喉渇いたし、まずはぷしゅー。ポテトサラダとともに。

注文したワカサギの天ぷらが来る頃にはビールが空いていたので、酎ハイを注文。

牛すじ煮込みも行っとこう。日本酒とともに。

いずれも料理が美味い。さらに栃尾の油揚げのねぎ味噌焼き。これは八海山を注文せなあかんやつ。

てな感じで、少しばかり調子に乗ってしまいました。
名物のカニカマ一本揚げも美味そうだな、と後で気づいたが、さすがにそこまでは。
ということで、また来なければいけません。

料理のボリュームが控えめなので、ちょい飲みから本気の食事までいろいろ対応できる。
昼13時から営業しているというのも使い勝手が良い。ええ店ですね。